Facility
検査機器一覧
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X線
骨や水分、脂肪などの体の組織によってX線の通りやすさが異なることを利用し、画像として映し出します。X線を一方向から体にあてると、体を通過したX線の差が濃淡の影としてモノクロ画像に現れます。胃や大腸などの消化管や、尿管や膀胱などの尿路系を調べる場合には、病変をより分かりやすくするために造影剤を使用することもあります。
特徴X線検査にかかる時間は短く、撮影した部位は画像で比較的すぐに確認することができるため、一般的に広く行われている検査です。しかし、X線検査では体の中を一方向から画像にしているため、臓器が重なることによって、CT検査やMRI検査に比べて詳しい診断ができない場合があります。
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MRI
強い磁石と電波によって、身体の内部情報を画像化する検査です。CT検査とは異なり、放射線を使わないため、被ばくの心配はありません。
1回の検査で何種類もの画像を撮像し、検査時間は20~60分程度(検査内容により異なります)です。特徴検査内容は、脳卒中や認知症などの脳の形態や機能を調べる検査や血管の走行を調べる検査、がんなどの腫瘍がないかを調べる検査、脊髄や神経、靱帯、筋肉など、通常のエックス(一般撮影やCT)検査では、わかりにくい部位を調べる検査など、多岐にわたります。
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CT
体の周囲からX線をあてて、体の中の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。断面にする画像の厚みの設定は、撮影する部位や検査の目的に応じて適切に決められています。検査の目的によっては、造影剤を使用する場合があります。
特徴CTは解像力に優れており、小さな(数ミリの)病変まで検出する事ができます。胸部X線画像では見つけることができなかった病変も、CTでは確認し発見することができます。CT検査を行なうことで、病期の早期発見率が向上します。
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超音波(エコー)検査
超音波検査とは、超音波を用いて体内の病変を調べる検査です。体の中に超音波を送信し、臓器や組織からはね返ってくる反射波を映像化します。超音波が伝わりやすいように、体の表面に検査用のゼリーを塗り、超音波の出る器械(プローブ)をあてて検査を行います。
特徴超音波は、肝臓、心臓、腎臓、脾臓などの実質臓器、筋肉、脂肪、血管などの軟部組織ではよく伝わるため、それが臨床に応用されています。
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骨密度検査
微量なX線をあてて正確な骨密度を測定する、日本骨粗鬆学会のガイドラインにおいても推奨される優れた検査方法です。
この方法は従来の方法(CXD法・MD法)の様に手の骨で測定するのではなく、骨折しやすい腰椎(腰の骨)と大腿骨頚部(股関節の骨)を直接測定し、より重要で正確な診断をすることができます。(緑地公園M)特徴加齢とともに骨密度は低下しやすく、恐るべきは発見が遅れると日常のちょっとしたことで骨が折れてしまう脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折や、痛みを感じないまま知らない間に骨折(いつのまにか骨折)が起きることです。
検査で早期に骨粗しょう症の傾向が分かれば治すための治療計画が立てられますので、当院ではまず「見つける」ための骨密度検査を行っています。検査は予約なしで受けられます。 -
InBody
InBody(インボディ)は簡潔に言うと体の基本成分である水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪などを分析し、
①栄養状態に問題がないか?
②体がむくんでいないか
③筋肉バランスに問題がないか?
など、体状態の検査(体成分分析)のこと.特徴筋肉、脂肪など体の成分によって電流の流れ方が違うので、それを利用して測定結果から体成分が算出され、両腕、両足、胴体の部位ごとに筋肉量や脂肪量が一目で把握できます。筋肉や脂肪の付き方を部位別に把握することができれば、リハビリの頻度や治療方法も適正化する指標になります。
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神経伝達検査
神経伝導検査は、手足の神経に電気刺激を与え、それに対する反応から、神経の伝わり方を見るものです。
この検査によって、その神経にどんな問題があるかを検出します。特徴神経伝導検査は、主に末梢神経に異常がないかをみる検査です。したがって、末梢神経障害が疑われたときには必須となります。